コラム
「スポーツクラブに入ろう!」と友人を誘ったら、「今はひとに見せられないカラダだから、やせたらね」と断られました。このコとは永久にムリと悟り、意を決してひとりで入会しに行ったのも、今となっては良い思い出です。
はじめてのジム通いは不安ですよね。経験者に聞くと「まずは体験すれば」なんて簡単に言われます。でもその”体験”すら不安なのに…。入ってしまうと入り口の景色なんて忘れてしまうのですね。
すでに敷居をまたいだ私ですが、ジムが不安な方の代わりにダンロップスポーツクラブの体験に行き、レポートをしたいと思います。実は、日頃はプールに直行しているので、マシンやスタジオは本当にドキドキです。
スマホで「ダンロップスポーツクラブ 体験」と検索してヒットする「見学・体験」ページには”予約してね”とあるので電話します。体験希望の日時を伝えると、体験の流れのこと、持ち物のこと、料金のことを教えてくれました。
体験といってもただ施設を利用できるだけではなく、施設案内やマシンの説明などもしてくれるそうです。スタジオプログラムにも参加OKとのことなので、ホームページで初心者マークのクラスをチェックしておきます。
持ち物は、トレーニングウェア、シューズ、タオル、ドリンク。プールにも行くので、水着、キャップ、ゴーグルも必要です。レンタルや販売もあるので、何か忘れたら現地調達しましょ。
- トレーニングウェアってどんなものが良いですか?
フィットネスインスタグラマーの水着とも下着ともつかないウェアの画像と、タンスに眠る高校のジャージとのギャップに不安を感じつつ質問をします。
- Tシャツにジャージかスウェットの方が多いですし、無難だと思いますよ。
なるほど。とりあえずは有り合わせで様子を見ましょう。
料金は期間限定キャンペーンなどもありますので、実際に体験する際にご確認ください。
ダンロップスポーツクラブ南古谷に体験に来ました。自動ドアが開くと「こんにちは!」と、フロントのスタッフに迎えられます。会員の方は会員証をスキャンしてどんどん入っていきます。ホテルのチェックインと電車の改札を足したようなシステムです。「体験の予約をしたのですが…」と話しかけると、「お待ちしておりました」と席に案内してくれます。
今日のプランを聞かれるので「マシンもスタジオもプールも、全部使ってみたい」と伝えると、各エリアへの行き方やマナーについて教えてくれます。特にスマホ使用OKのエリアは、全員がルールを知っていると安心です。ロッカーの使い方説明は、同性のスタッフの方にバトンタッチしてロッカールームまで来てくれました。「契約ロッカー」というロッカーを占有できる仕組みもあって、会員の方がシューズやシャンプーを入れています。小さなバッグで来れて、楽で良いですね。
最初に体成分分析をしてくれます。腕、脚、胴体ごとに筋肉量が適正か不足しているか、脂肪量がどのくらいかを測定し、結果はプリントしてもらえます。それを見ながら”どんなカラダを目指すか、そのためにはどんなトレーニングが必要か”をカウンセリングしてくれます。現在位置とゴールを見さだめてからスタートするのは大切なことですね。
ダイエットが目的でも筋力トレーニングをして、基礎代謝量をアップさせることが大切。ということで、トレーニングマシンの基本的な使い方を教わります。イスの高さなどの調整のしかた、重さの変え方、それから正しいフォームと呼吸、意識する筋肉。せっかくがんばるのですから、効果的にトレーニングしたいですよね。
自転車やランニングができる”有酸素運動マシン”には、ひとつひとつのマシンに画面がついていて、強度や経過時間、脈拍などを確認できます。楽しいのは、シーンを選ぶと実際にそこを散歩しているように進んでいく映像です。しばらくビーチを歩きましたが、人とすれ違ったりもして、ちょっとしたリゾート気分を味わえます。
ヨガやピラティス、ヒップホップ、ベリーダンス、クラシックバレエ、太極拳、UBOUND(トランポリン)など、魅惑のスタジオプログラムが満載です。定員制のプログラムは整理券が配布されます。スタジオスケジュールを見て、はじめてでも大丈夫なプログラムをおすすめしてもらいました。
スタジオにはドリンクを持って行きましょう。インストラクターの方が休憩の時に水分補給の声掛けをしてくれます。この時点で持ってきたドリンクは飲みきってしまいました。でも大丈夫、冷水器もスポーツドリンクが充実した自動販売機もあります。オプションで水素水サーバもあります。
体験者の目印として手首にバンドをしていますので、プールエリアでもスタッフの方がすぐに気づいて説明をしてくれます。歩くコース、初心者コース、ターンして良いコースといった区分があります。プールプログラムは、レベル別の泳法レッスンにアクアビクス、それからフィンスイムと、こちらも盛りだくさんです。
体験を終えたらフロントに行きます。通える時間帯や曜日を伝えると、ぴったりな会員種別を紹介してくれます。「平日昼間は仕事なので」と伝えると、平日夜と土日祝日が利用可能な種別を紹介してくれました。いつでも使える種別よりも月会費が割安でお得です。
先の見えない道は、一歩目を踏み出すのを躊躇してしまいがちです。ただ、一歩踏み出しただけで先まで見通せる道もあります。フィットネスクラブの体験という一歩目を踏み出して、フィットネス(健康)への道を一緒に歩みましょう。
運動の後には足をのばしてお風呂に入り、マッサージチェアにほぐされました。鍛えたらリラックス、全部そろっているのがうれしいですね。
南古谷店の方、親切に対応していただいてありがとうございました。本当に内緒で行ったので、だましたみたいでごめんなさい。