コラム
バーチャルフィットネスは、「この私に限ってスタジオに通うようにはならないだろう」という方にもおススメです。初めてスタジオに足を踏み入れるという方にも、大人の社会見学のように気軽に楽しんでいただけます。
バーチャルフィットネスの魅力って何でしょう?…という前に、そもそもバーチャルフィットネスって何でしょう??結論を急ぎ過ぎてしまいましたが、ちゃんと前提からたどっていきましょう。
スタジオのスクリーンに映し出すビデオのリードで行うグループエクササイズです。生身のインストラクターが行うプログラムは”ライブクラス”と呼んでいます。
バーチャルフィットネスは世界トップクラスのライブクラスの映像ですので、インストラクターのリードは的確で、スタジオはライブクラスさながらのハイテンションな雰囲気に満たされます。ただライブクラスのインストラクターとは違って、初めてクラスに参加する方を気にかけてくれたりはしません。ビデオですから。
今スタジオに通ってなく、今後スタジオに通うつもりもなく、たとえ誘われて参加したとしても通うようにはならないだろう、と思っている方です。その理由は人それそれ、フリーウェイトでルーティンがある方、プールとスパのみの方。総合フィットネスクラブですので、様々な活用の仕方でよいと思います。
一般消費者を対象とした工場見学のプログラムなどに参加し、知的好奇心を満たすというトレンドです。原料に触れたり、歴史に触れたり、限定復刻盤を試飲したり、様々な体験ができるツアーがあり、気軽に楽しめると近年人気が高まっています。
体験させてもらったのは、RPMバーチャルです。RPM(Revolution Per Minute)は、もともとは”1分間の回転数”という意味の単位で、サイクリングエクササイズのプログラム名にもなっています。スタジオにはバイクが設置されていて、グループで音楽に合わせてサイクリングを楽しみます。
体験者(=私)は、ジムエリアのバイクすらほとんど使ったことがありません。日頃から自転車にもあまり乗りません。案の定、プログラムがスタートした瞬間「こんなに速く足を動かすのか!」いや「足ってそんなに速く動くのか?」と衝撃を受け、開始10分で限界がきました。自身の不甲斐なさは感じるものの、インストラクターに対して気まずさは感じません。ビデオですから。
インストラクターはフォームやリズムの説明だけではなく、参加者を元気づけ、励ましの言葉をかけてくれます。早々にクールダウンに入った私はそれを傍観するのみです。もしライブクラスならいたたまれなくなります。ビデオの中のインストラクターは私を心配することもなく、最後まで笑顔でしたので、私は「体験」というよりむしろ「見学」くらいの軽い気持ちでエクササイズしていました。
RPMバーチャルのクラスは出来ないなりに楽しみました。今回はわずか10分で限界が来てしまったので、次はもう少しがんばろうかな、とも思います。こんな風にして、プログラムの魅力を体験すればスタジオに通うようになる方も多くいらっしゃると思います。その中には「次はライブクラスに参加しよう」と考える方もいらっしゃるかと思います。
でも、総合フィットネスクラブですので、様々な活用の仕方でよいのです。「色々あるバーチャルフィットネスを全部のぞいてみようかな」でもよいですし、「ルーティンで時間いっぱいだから、たまにだけ参加してみようかな」でもよいと思います。
生身のインストラクターの方は気配り上手ですので、きっと上手に出来ない私を見つけて色々と配慮をして下さいます。がんばりたい種目でのコメントはすごくうれしいのですが、見学程度の気持ちでのぞきに来たときはちょっと申し訳なく思います。一方バーチャルは、上手に出来ない私を気にかけることもなく進行されます。ビデオですから。
結論:バーチャルフィットネスは、「この私に限ってスタジオに通うようにはならないだろう」という方にも、「興味はあるけど踏み出せないでいる」という方にも、「スタジオが大好き」という方にも、皆様におススメです。初めてスタジオに足を踏み入れたのをきっかけに、スタジオに通うようになる方もいらっしゃると思います。でも、通うようにならない方にも、知的好奇心を満たす大人の社会見学のように気軽に楽しんでいただけます。
気負わずにいちどのぞきに来てみてください。
※サッポロビール株式会社様 画像のご提供誠にありがとうございます。サッポロビール博物館のプレミアムツアーでは開拓使麦酒醸造所の設立のお話が興味深かったです(復刻レシピも)。
サッポロビール博物館では、8月7日(金)より営業を再開されたとのことです。感染症対策などについてオフィシャルサイトで最新情報をご確認の上お楽しみください。